はじめに

2025年度診療報酬改定で新設された「外来データ提出加算」は、外来医療の質向上と医療DX推進を目的に、外来診療に関する標準化データを厚生労働省へ提出する医療機関を評価する仕組みです。

対象となる医療機関は、電子カルテ等から「EF結合ファイル」を作成し、定められた様式で提出する必要がありますが、実際の準備には想像以上の時間と手間がかかります。

EF結合ファイルの作成

EF結合ファイルの作成は電子カルテメーカーによって対応状況が大きく異なります。

標準機能としてボタン一つでダウンロードできるシステムもあれば、有料オプションや外部業者への委託が必要な場合もあります。

まずは自院の電子カルテがどのような対応をしているかを早めに確認しておくことが重要です。

最も時間がかかるのは「試行データ」の作成

最も時間がかかるのが「試行データ」の作成です。

これは単なるファイル出力ではなく、患者さん一人ひとりの診療データを正確に入力・整備したうえで、試験的に提出する工程を指します。専用ソフトウェアを使っても、初回の作成には相当な時間を要するケースが多く、データエラーの修正や確認作業にも手間がかかります。

事務担当者だけで対応するのは難しく、院内の協力体制づくりも不可欠です。

提出期日について

例えば、8月20日に外来様式7ー10を提出した施設の場合、試行データの提出期限は11月27日となります。

つまり、約3か月以内にEF結合ファイルの整備から試行データの作成・提出までを完了させる必要があります。

この期限を過ぎると、加算算定の対象外となるおそれがあるため、余裕を持ったスケジュール管理が欠かせません。

外来データ提出加算は医療DXの第一歩

外来データ提出加算は、単なる加算取得にとどまらず、今後の医療DX対応力を示す重要な一歩です。

特に試行データの作成は、現場の理解と体制整備が試される工程です。

早めの準備と関係業者との連携が、スムーズな申請・提出の鍵となるでしょう。

株式会社PyXisでは、外来データ提出加算に関する実務サポートや現場での体制づくり支援も行っています。

「うちの規模でもできるの?」「今から準備して間に合う?」といったご相談から対応可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

株式会社PyXis 中小企業診断士 黒谷大介

株式会社PyXis 代表取締役
中小企業診断士

黒谷 大介

PyXisのコンサル事務長「ジムコン」は
コンサルティング型の非常勤事務長サービスです

非常勤事務長サービスであるコンサル事務長「事務コン」は、クリニックの先生方が本来の業務である「診療に集中する環境を作る」ことをミッションにしています。

医院経営に必要な作業を「主体的に代行」し、まだ見えていない課題を顕在化させるとともに、解決方法を提案し実行することで、クリニックの運営が円滑に動くよう、一緒に汗をかき、伴走いたします。

先生だけでなく、クリニックで働く皆様の満足度を上げることで、患者様へのサービス向上につながると考えております。

「コンサル事務長」を通じて、社会貢献できる企業を目指しております。

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